サイトで稼ぐために必要な思考とは?
3カ月ぶりに東京でセミナーを受けた。
「サイトの分析」と「コンテンツマーケティング」について。概念的な話で、具体的な解析法とか事例とかは少なかったが、自分の考えを補完するという意味で有意義だった。
サイト運営歴約2年で、やっと「サイトで稼ぐとはどうゆうことなのか」確信できる部分がでてきた。当然完全には理解できていない。トップアフィリエイターからしたら、当たり前だと思う。しかし、月1万も稼げてない初心者アフィリエイターにとっては多少の価値はあるのではないだろうか。
まあ、自分の考えをまとめるためにこのブログを書いているわけで、他人がどう思おうがどうでもいいんだけどね。
サイトはネット上のお店
アフィリエイターとしてサイトで稼ぐとはどうゆうことなのか。
それは、「ネット上に自分のお店を経営する」ということだ。ネットには星の数ほどのサイト(店)がある。あなたは、それら競合店の中で、自分の店を切り盛りしなければならない。
その店が繁盛するか潰れるかは、あなたの腕次第というわけだ。
興味を持たれなければ空気と同じ
ネット上にはそれこそ無数のサイトがある。
ただ、それらは当然同じではない。1日数万人の人が訪れるサイトもあれば、数人しか訪れないサイトもある。
その違いは何なのか。
デザイン? SEO? バックリンク?
もちろんそれも重要だ。技術的な部分はやはり影響する。
しかし、サイトの本質はそこじゃない。
なぜあなたのサイトにはユーザーが来ないのか。
単純に「つまらないから」だ。
ほんこれ。稼いだことない初心者ほど、やれ「SEOが~」「文字数が~」「タイトルの長さが~」とか気にするが、それは200以上あるアルゴリズムの一つにすぎない。
ただ「つまらなくて」「価値がない」から、誰も訪れないだけ。
基本、人間は自分にしか興味はない。だから、つまらないサイトなんて、空気と同じなのだよ。へたな路上ミュージシャンと同じで誰も見向きもしない。
空気ならまだまし。読みたくないものを一瞬でも読まされるわけだから、邪魔でしかない。ネット上のゴミと言えるかもしれないね。
興味をもたれるには?
では、数多あるサイトの中で、自分のサイトに興味を持ってもらうにはどうしたらいいのか。
「それは自分で考えろよ」って話なのだが、一つだけ言えば「オリジナリティ」だと思う。
オリジナリティとは、独自性があること。つまり、ユーザーに「このサイトは他のとちょっと違う」と思わせればあなたの勝ちというわけだ。
オリジナリティとは、ほんの少しのエッセンスでいいのだよ。
ユニークな経験があるとか、他サイトには書いてないことが書いてあるとか、文体が独特、とかなんでもいい。とにかく「他との違いを見せつける」こと。これは、サイト設計の段階で必ず設定しておくべきところだと思う。そして1度決めたら、そこからぶれないこと。
あと、「嫌われる」のも戦略としてアリだと思う。いわゆる「煽り」というやつだ。それを読んだユーザーに不快感や焦りの感情を起こさせることで興味をひく。
高知のブロガーが他のブロガーから叩かれることでリンクもらってるよね。
マザーテレサは「愛の反対は無関心」といった。つまり、サイト運営で最悪なのは、「誰にも興味を持たれない」ことなのだよ。
一方で、「嫌われる」のは、必ずしも悪いことじゃない。「あいつ嫌い!」と思ったユーザーは、すでに「あいつ」に喰いついているわけだ。
「興味を持たれる」という意味では、「好き」も「嫌い」も同じだ。
価値あるサイトは必ずアクセスが増える
SEOとかの技術的な部分は抜きにして、他人にとって「面白いサイト」「価値ある情報がたくさんあるサイト」は、時間が経つにつれてアクセスが増える。
価値あるサイトとは、リピーターが増える。情報源としてリンクされる。
リピーターはあなたのサイトのファンなので、他のページも読んでくれる。結果PVが増え、滞在時間が増える。
こういったサイトの情報をグーグルはちゃんとチェックしているので、サイトの評価があがり、様々なキーワードで上位表示されやすくなるわけだ。
価値あるサイトとは?
「価値あるサイト」の定義はユーザー(読み手)によって変わるので、簡単には説明できない。まあ、ものすごく広いと思うよ。
何事も自分に置き換えてみると、見えてくるものが違ってくる。
あなたはどんなサイトが価値があると感じるだろうか?
・知りたかった情報が書いてある
・感情を動かされる(面白い。興味深い。笑える。ポジティブ。泣けるetc)
・本能に訴えてくる(美味しそう。気持ちいい。嫌い。不快。エロいetc)
・好きな文体だ
いろいろあるよ。
商品を売るには?「集客」と「セールス」
さて、サイト設計OK、ドメイン取った。ここから記事を入れていくわけだが、どんな記事を書いたらいいだろうか。
その記事は何のため?
あなたは闇雲に記事を書いてないだろうか。今、あなたが書いてある記事の目的はなんですか?
先ほど、「サイトはネットのお店」と言った。お店が売り上げを伸ばすために必要な要素は2つ「集客」と「セールス」だ。
まず、店にお客が来なければ話にならない。どんなに良い商品でも、見込み客をひっぱってこなければ売れるはずがない。
だから、小売り業は日々集客のための施策をしているよね。チラシを新聞に入れてみたり、CMを流したり。特売や目玉商品でお客を呼び寄せている。
サイトはその集客を、記事でやっている。サイトに掲載している案件を買いそうな人を、コンテンツでおびき寄せるわけだ。
で、見事に商品に興味をもってそうなお客が来た。そこで必要なのは「セールス」だ。
その商品のメリットをしっかりセールスすることで、やっと商品が売れる。
この「セールス」も、サイトでは記事でやらなければいけない。
つまり、「集客」と「セールス」の記事は、それぞれ目的が違ってくるわけだ。
大切なのは、「集客とセールスの違いを意識しながら記事を書けているのか」ということだ。
もちろん、集客とセールスの記事は別記事である必要はない。1記事内で両方をやってしまってもいい。
中学生に結婚指輪は売れるのか?
集客で大事なのは、「見込み客を連れてくる」ということだ。
例えば、あなたはジュエリーショップを経営している、としよう。主力商品は結婚指輪だ。あなたはこれをなんとか売りたい。
その店になぜか中学生が訪れはじめた。どんどん増えてくる。1日100人、300人、ついには1000人もの中学生が押し寄せてきた。
さて、結婚指輪は売れるだろうか。まず売れない。当然のことながら「欲しくない」からだ。結婚する予定がないのに、結婚指輪が売れるわけがない(親戚とかが稀に買うかもしれないけど)。
つまり、「見込み客じゃなければ、何人来ても商品は売れない」ということだ。
結婚指輪を売りたいなら、結婚式を控えたカップルを引っ張ってこなければならない。
1000人中学生がくる代わりに、1組カップルが来たほうが、指輪が売れる可能性は高い。
大事なのはユーザーの数より質
「見込み客を連れてくる」
「見込み客に商品をしっかりセールスする」
この2つがはまれば、必ず売れる。
あなたはだたアクセスを集めればいいと思ってはないだろうか。